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職人が教えるカンタン和菓子レシピ3 水ようかんの作り方(初級編)
前回のこしあんを使って、つるりん、なめらかな
家庭用の水羊羹を作ってみましょう!!
用意する材料 こしあん 500g 、砂糖 250g 、寒天 7g
【今回使う器材について】
水羊羹を固める入れ物は、ご自由にお好きなものを選んで下さい。今回は家庭で楽しく作ることをイメージして、お子様と一緒に作って遊べる、クッキーの型を利用した「おもしろ水羊羹」を作ってみました。カワイイ型を選んで、楽しんでくださいね。
【前日までに用意】
1.寒天7gを用意します。寒天を戻す水は適当に。
2.寒天がたっぷり浸るくらいの水をボウルに入れて、一晩常温で寝かせます。 3.寒天が完全に戻ったら、一旦水を捨てます。その後鍋に寒天を入れて水500gを注ぎます。 4.鍋を中火にかけ、へらで混ぜながら寒天を十分に溶かします。。
5.へらですくって、へらに寒天の跡が残らなくなったらOKです。 6.砂糖250gを用意します。プロはこの砂糖に「ざらめ」を使います。その方があっさりします。 7.鍋に砂糖を少しずつ入れて溶かします。 8.ぐつぐつ煮て、十分に溶かして下さい。
9.こしあん500gを用意します。 10.まずこしあんの半分くらいを鍋に入れて、ゆっくり溶かします。 11.へらで混ぜながら十分に溶かします。転がすように溶かすといいですよ。 12.半分が完全に混ざったら、残りの半分を入れて、十分に溶かします。
13.水羊羹を入れる型を用意します。 14.このぐらいのとろみがついたら、火をとめます。 15.寒天が固まらないうちに流します。クッキーの型に流し込むときは、下から漏れてくるので、最初にほんの少し入れて、底の部分が少し固まったかなという頃に、上からさらに流し込んで固めます。
16.プリン型に流すと、市販のカップ型の水羊羹が出来ます。 17.常温でも水羊羹は固まります。完全に水羊羹が固まったら、クッキー型の場合、漏れた部分の羊羹を取り除きます。。 18.お子様も大喜びの、「動物型水ようかん」の出来上がり!! 19.まるでプロが作ったような、つるんとした仕上がりです。冷蔵庫で冷やしてお召し上がり下さい。
寒天は、勝手にゼリーの素やゼラチンに変えないで下さい。失敗の元です。
寒天は常温でも時間が経つにつれて、どんどん固まっていきます。クッキー型の場合、最初に底の部分に入れた少量の液が完全に固まってしまい、後から流して固めた部分と層が分かれてしまうことがあります。層が出来ないうちに少しずつ流し込むとよいのですが、どうしても分かれてしまうという場合は、出来上がった際に下の薄い部分は取り除いてもよいでしょう。
ご家庭で作った水羊羹は、日が持ちません。日ごとに風味は損なわれますので、早めにお召し上がり下さい。
この作り方は、「どこの家庭でも用意できる材料・器材で簡単に」作れるように、アレンジしたものです。プロはプロの作り方、材料、技術があります。さらにレベルアップをはかりたい方は、今後ご紹介していきますので、お楽しみに。
この作り方に関するポイントを対談形式でご紹介しています。職人のお父さんと娘の対談は「京菓子通信」をご覧下さい。

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