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栗蒸し羊羹(くりむしようかん)の作り方(初級編)

職人が教えるカンタン和菓子レシピ4 栗蒸しようかんの作り方(初級編)
基本のこしあんを使って、秋の味覚をふんだんに盛り込んだ
栗むしようかんを作ってみましょう!!
用意する材料 こしあん 500g 、上白糖 120g 、小麦粉 65g、栗の甘露煮 好きな分量、 (あれば 葛 20g、 寒天 少々)
【今回使う器材について】
栗むしようかんには、本来「蒸し器」が必要になります。しかし、蒸し器がない場合は、下のように鍋とお皿を使って、簡易な蒸し器をつくることもできます。あきらめないでトライしてみてください。今回は丸い型をつかって、チョコレートケーキのような形の栗むしようかんを作ってみました。意外に美味しそうでしょう?
【蒸し器が無い場合】
鍋、湯飲み茶碗、お皿(鍋に収まるくらいのもの)を用意します。鍋の中に水を張り、湯飲み茶碗をおきます。このとき水の位置が湯飲み茶碗の上部より下になるように、水の量を調整して下さい(湯飲み茶碗が浮いてくる場合は、中にも少し水を入れておくといいです)。湯飲み茶碗の上にお皿を置き、その上に栗むしようかんの型(ここではケーキを焼くような丸型を使用)を置いてセットします。
1.こしあん500gを用意します。 2.上白糖120gを用意します。 3.こしあんと上白糖をボウルに入れます。
4.小麦粉65gを用意し、ボウルに入れます 5.葛20gを用意し(あればで結構です)、ボウルに入れます。
6.水135gを用意します。 7.水を入れる前に、こしあんと上白糖、粉類をへらでかき混ぜます。 8.これぐらい混ざったら、先ほどはかった水を入れます。
9.よくかき混ぜます。ある程度混ざってきたら、泡立て器に持ち替えて、ダマがないように、なめらかに混ぜます。 10.チョコレートケーキのような生地が出来ました。
11.栗むしようかんの型にクッキングペーパーを敷いておきます。火をつけて、蒸せる状態にしておきましょう。 12.生地を流し込みます。このとき、型を一旦取り出して、軽くトントンと台に落すようにして、型の底に入っている空気を出しておくと良いでしょう(洋菓子のケーキと同じ)。 13.栗を用意します。蜜は捨てます。丸ごと使っても、好きな大きさに切ってもよいでしょう。
14.栗を上に並べます。好きなだけ並べてくださいね。 15.ふたをして、最低45分以上蒸してください(※)。途中、水が無くなったら、水を足して、空焚きしないように注意してください。 16.竹串を差して、生地がついてこないようなら、出来上がりです!!美味しそう〜!!  17.もし、栗むしようかんに照りを出したい場合は、寒天の溶かしたものを塗ります。寒天(戻したもの)と上白糖と水を鍋に入れて溶かします(寒天・上白糖・水の量は適当に調節してください)。
18.ようかんが熱いうちに、17の寒天の溶かしたものを刷毛で塗ります。 19.照りがでて、より一層美味しそうですね。 20.さあ、みんなで頂きましょう。チョコレートケーキ風の「栗むしようかん」です。
(※)6センチ〜7センチくらいの厚さのようかんにする場合は1時間ぐらいを目処に蒸してください。ようかんの厚さによって蒸す時間は変わります。ただし、最低限45分以上は蒸すようにして下さい。
ご家庭で作った栗むしようかんは、日が持ちません。日ごとに風味は損なわれますので、早めにお召し上がり下さい。
この作り方は、「どこの家庭でも用意できる材料・器材で簡単に」作れるように、アレンジしたものです。プロはプロの作り方、材料、技術があります。さらにレベルアップをはかりたい方は、今後ご紹介していきますので、お楽しみに。
この作り方に関するポイントを対談形式でご紹介しています。職人のお父さんと娘の対談は「京菓子通信」をご覧下さい。
甘春堂謹製の栗蒸し羊羹はこちらからどうぞ(栗蒸し羊羹

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